ワンポイント解説(Vol1 在留資格とは)
外国人の方が「日本に住みたい」「日本で働きたい」と考えた場合、在留資格が必要です。日本で生活したり、働いたりしている外国人は必ず1つの在留資格を保有し、定められた在留期間内で滞在することが認められています。これを 「一在留一在留資格の原則」 といいます。
例えば、日本でITエンジニアとして働く場合、一般的には 「技術・人文知識・国際業務」 という在留資格を取得する必要があります。この資格を取得するには、学歴要件、実務経験、就職先の経営状況など、さまざまな審査項目があり、多くの書類提出が求められます。そのため、外国人が日本で生活をスタートさせることは容易ではありません。
つまり、在留資格とは、外国人が日本国内で一定の活動を行いながら滞在するための法的地位を指します。令和6年10月現在、在留カードなどに記載される在留資格(1号、2号、イロハを含む)は全部で38種類あり、自分が行いたい活動や身分がどの在留資格に該当するのかを慎重に検討することが重要です。
※本シリーズは鈴木恵行政書士が執筆、大北晋也行政書士が編集及びチェックをしております
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